2025年01月11日(土)に、『ターラの夢見た家族生活』著者であるPAVO氏の来日に際し、「社会を変えることとクリエイティビティ」と題し、京都・出町柳にある書店「CAVA BOOKS」でトークイベントを行いました。
漫画家であり、エデュケーターでもある著者のPAVO氏と、フランスの子ども家庭福祉研究者である訳者の安發明子氏をお迎えし、ソーシャルワーカーに求められるクリエイティビティについて、語っていただきました。フランスにおける子育て支援の仕組みにとどまらず、PAVO氏が漫画家でありながらソーシャルワーカーでもある理由にも迫りました。
詳細は後日レポートにてご報告いたします。
定員を超えるみなさまにお集まりいただき、大変好評をいただきました。ありがとうございました。
ターラの夢見た家族生活(著:パボ、訳:安發明子、サウザンブックス)
【登壇者プロフィール】
PAVO(パボ)
1974年リヨン生まれ。高校の歴史教師をしたのち2001年エデュケーター専門学校に入学。2001年から2009年までパリの児童保護施設にて、2009年から2019年までパリ近郊の在宅教育支援機関にて働く。子どもに「窓ガラスを割る代わりにその怒りを絵にして皆を笑わせよう」と提案し子どもたちと絵を描いた。同時に2007年から2019年まではエデュケーター養成学校の講師として人気を博す。エデュケーターという仕事の価値と、「子どもは支えられたらたくましく育つことができる」ことをターラを通して描くこの漫画はフランスのソーシャルワーカー専門誌ASHにて2019年に連載開始、雑誌の表紙の絵も手がける。現在は年20回ほど学会やエデュケーターの全国大会で議論の内容を即席で絵にして会場を沸かせる。中高生の3人の娘とパートナーと暮らす。
安發明子(あわ・あきこ)
1981年鹿児島生まれ。2005年一橋大学社会学部卒、2018年フランス国立社会科学高等研究院健康社会政策学修士、2019年フランス国立社会科学高等研究院社会学修士。フランス子ども家庭福祉研究者。1981年鹿児島県生まれ。首都圏で生活保護ワーカーとして働いたのち2011年渡仏。フランスの子ども家庭福祉分野の調査をしながら日本へ発信を続けている。すべての子どもたちがしあわせな子ども時代を過ごし、チャンスがある社会をめざして活動している。代表的な著作に『一人ひとりに届ける福祉が支える フランスの子どもの育ちと家族』(かもがわ出版、2023年)がある。
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司会:池田裕美枝